精神科デイケア


自立と安定した生活を
森林公園メンタルクリニック

森林公園メンタルクリニック 医療法人昭友会 精神科医療専門のクリニック

精神科デイケア

「精神科を受診し、投薬などの治療によって症状が改善し、退院したけれども、職場や学校に戻りにくい」「精神科に通院しているけれども、家にいてもすることがない」。このようなことに、悩まれてはいませんか?こうした「急性期の治療」と「安定した社会生活」の狭間で、自分の居場所や目標を見つけられなかったり、うまく生活できずに困っている方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
このような方々が、ご自身の疾患や障がいとうまく付き合いながら、より自立して安定した生活を送ることができるよう、さまざまなグループ活動を通してリハビリテーションをする場が、「精神科デイケア」です。精神科デイケアには、生活リズムを整えたり、人とうまく付き合えるようになったりするだけでなく、職場復帰や再発・再入院の予防など、多くの効果があることがわかっています

長年、精神科医療に携わってきた私たち医療法人昭友会では、森林公園メンタルクリニックで、この精神科デイケアをご提供しています。森林公園駅から徒歩7分と通いやすい場所にあり、主治医を変更することなくご利用いただけます。フラワーアレンジメントやゲーム、太極拳、健康講座、パソコン教室、社会生活技能訓練といった豊富なプログラムをご用意しており、見学や体験は、随時、受け入れております。
目指すゴールは「回復」。お一人おひとりに合ったプランを一緒に考え、回復までの道のりを共に歩んでいきます。みなさまが自信をもって安心して暮らせること、そしてご自分らしく生きていけることを目指し、全力でサポートいたします。

それでは、精神科デイケアとはどのようなものなのか、どんなことをしているのかを、詳しくご紹介していきましょう。

精神科デイケアのミーティング

精神科デイケアとは

精神科デイケアの5つの機能

精神科デイケアとは、精神障がいを抱えた方のためのリハビリテーション治療の1つで、精神科の病院やクリニックで行う外来通院治療の一環です。障がいによって悩みや生きづらさをもった方が、さまざまなグループ活動を通して、地域で生きていくための力や生活スキルを育てることによって、社会生活機能を回復させたり、社会復帰の準備をしたりすることを目的としています。
厚生労働省の2016年度の資料によると、精神科デイケア等(精神科ナイトケアや精神科ショートケアなどを含む)は、統合失調症や気分障害、アルコール依存症、不安障害、発達障害といった方が多く利用されているようです。

精神科デイケアには、大きくわけて5つの機能があります。下記の表をご覧いただくと、デイケアでどのようなことが実現できるのか、イメージしやすいでしょうか。

精神科デイケア5つの機能

機能 かなえたい希望(一例)
生活を支える場 生活リズムをつけたい。体調を整えたい。生きがいや目標を見つけたい。
安心できる場 自宅以外に安心してゆっくり過ごせる場所がほしい。体調が悪くても外に出たい。居場所がほしい。楽しみを見つけたい。
交流の場 社会参加したい。うまく人付き合いできるようになりたい。友だちを作りたい。
リハビリテーションの場 体力をつけたい。病気と上手に付き合いたい。働きたいけど自信がない。自分に合った働き方を見つけたい。学校へ通えるようになりたい。
相談の場 相談する人がほしい。病状や薬について相談したい。

こうした利用者様のご希望をかなえられるよう、精神科医療に関連する資格をもったプロ(精神科医師、作業療法士、看護師、精神保健福祉士、公認心理師)が、グループ活動の場をご提供します。グループ活動のことを通常「プログラム」と呼び、たとえば、体操やストレッチなどの運動系のもの、書道や手工芸品、音楽鑑賞などの文科系のもの、SST(社会生活技能訓練)などの対人訓練といったものがあります。

精神科デイケアの効果

これまでの研究から、精神科デイケアの効果には、

  • 再発率や再入院率の低下
  • 陰性症状の改善
  • 生活リズムの立て直し
  • 日常生活の自立
  • 体力づくり
  • 社会性の向上
  • 対人関係の改善
  • 意欲のひきだし
  • 将来目標の見きわめ

など、さまざまなものがあることがわかっています。

たとえば精神科医療の中でも症例数の多い統合失調症では、医師が診察して薬を出すという形での治療だけでは不十分で、リハビリテーションや家族支援など、薬物療法以外のさまざまな治療を組み合わせることが、再発の予防につながることがわかっています。また、近年増加が懸念されているうつ病でも、薬物療法とあわせて、認知行動療法などの精神療法を同時に受けることで、再発予防効果が高いことが立証されています。
精神科デイケアには、リハビリテーションや精神療法の手法が盛り込まれています。精神医療福祉に携わる専門家が常駐しているので、ご家族の相談に乗ったりアドバイスをすることもできます。つまり、外来受診に精神科デイケアを組み合わせることによって、すぐれた再発予防効果を期待できるのです。

昭友会の精神科デイケア

理想的な精神科デイケアとは

精神科デイケアの課題

多くの効果を期待できる精神科デイケアですが、実は、これ!と定番となるような標準的な技術や方法が確立されているわけではありません。精神的な疾患や障がいは、細胞レベルの科学的なものから個人の経験や心理状態まで、とても複雑な構造をもっています。また近年は疾患が多様化し、治療もより複雑化しています。このため同じ症状や障がいであっても、回復へいたる道すじは千差万別で、誰にでも同じ治療をすればよいというわけにはいきません。
また、マンネリズムや利用の長期化につながりやすいこと、マンパワー不足、卒業先の確保が難しいことも、精神科デイケアにおける今後の課題です。まだまだ発展途上の分野ともいえるでしょう。

精神科デイケアで大切なこと

私たち森林公園メンタルクリニックでは、これらの課題を克服するためには、次の3つのポイントが不可欠であると考えています。

1. それぞれのご希望に沿った支援計画

まずは、利用者様それぞれのご希望が何よりも大切です。目標があることでモチベーションもあがりますし、意欲にもつながっていくでしょう。何を実現したいのか、どのような生活を送りたいのか、また、そのご希望をかなえるためにどのような支援が必要なのかは、お一人おひとり異なります。精神科デイケアをどのように活用すれば目標達成に近づくのか、プログラムの選択や参加方法を、精神福祉のプロであるスタッフが一緒に考えていきます。
また医療法人昭友会では、相談支援事業所や就労継続支援事業所、訪問看護ステーション、グループホームなど、障がいのある方を支援するさまざまな施設がありますので、あらゆるご希望におこたえできる体制が整っています。

2. 主体性を重視する

私たちは、利用者様の「主体性」を重視します。より充実したデイケアとなるように、ご自身の生活や治療、将来の夢や目標を主体的に決めていけるような支援(=共同意思決定)を目指しています。これは、「代わりにやってあげる」という発想とは大きく異なります。用意されたグループ活動にただ参加する、という受け身ではなく、能動的にデイケアに関わっていただくことで、ご自身で居場所や役割を見出し、次なる目標を目指すことにもつながります。

3. 豊かな体験を実現する

精神科デイケアは、人と人が関わるグループ活動の場所です。利用者様はプログラムを通して、あるいはそれ以外の時間でも、お互いに影響し合いながら過ごし、そうすることで、グループの中でいろいろなことが起こり、それが利用者様の体験となっていきます。この豊かな体験が、利用者様の「気づき」(自分は何ができて、何ができないのか、自分はどうあるべきなのか、など)を促すことにつながります。
一方、デイケアスタッフは、できるだけ豊かな体験が生まれるようにグループ全体に対しての働きかけをする役割を担います。病気に関する悩みや生活上の困りごとについて、利用者様が等身大の自分自身を受容し、自分なりの生き方、暮らし方、目標を見つけていけるように、スタッフが一緒に考え、提案やアドバイスをしながら、サポートをしていきます。

このように、精神科デイケアのスタッフは、「代わりに何かをしてくれる人」ではありません。ここでは、利用者様お一人おひとりが『主人公』となるのです。これが、精神科デイケアの理想的なあり方ではないかと考えています。

精神科デイケア施設

森林公園メンタルクリニックの精神科デイケアとは

森林公園メンタルクリニックの精神科デイケアは、当院受診中の方はもちろん、他院受診中の方であっても、主治医を変更せずにご利用いただけます。見学・体験は随時受け入れております。リワークプログラムでは企業様からのお申し込みにも対応しております。

目指すゴールは「リカバリー(回復)」ですので、みなさまに最大限の回復をもたらすことが、私たち医療従事者の仕事です。私たちが行うのは、将来への希望をもつこと、そして希望に向けて一歩踏み出すための支援です。その方自身の自信につながるよう、夢や希望を達成した結果だけではなく、結果にたどり着くまでのプロセスも大事にしています。

利用者様の声を常に傾聴し、利用者様同士が病気のことを隠さずに話せる仲間や友だちができ、積極的にプログラムに参加し、安心してそれぞれの力を最大限に発揮できるように環境を整えること。そしてマンネリ化しないプログラム開発を行い、ゆっくりと回復する力をお支えすることが、私たちスタッフの役割です。そんな当クリニックの精神科デイケアの特徴を、ご紹介していきます。

目的に合わせて選べるコース

森林公園メンタルクリニックの精神科デイケアには、生活支援・ベーシックコース社会参加・リカバリーコースがあります。ベーシックコースでは、通所することで生活リズムをつけ、安心して通える場所や、心を通い合わせられる仲間を得て、安心感を得ることが目的です。ここからステップアップして、興味や関心を広げ、自分に必要なことを考えていくリカバリーコースでは、将来的な社会参加や就労などを見すえます。リカバリーコースで安定してくれば、体調を維持しながら自分らしい生活を継続できるようになり、段階的に、実際の就労を目指せるようになります。どのコースにするのかは、担当スタッフと面談をしながら、選んでいただきます。

この2つのコースとは別に、うつ病の治療などのために休職されていた方の職場復職を支援する、復職支援コースも実施しています。
復職支援コースについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。当クリニックは、全国でも数少ない、日本うつ病リワーク協会に加盟している医療機関で、埼玉県北部地域では唯一の復職支援プログラム実施医療機関です。

コース 内容
生活支援・ベーシックコース 生活支援が目的。生活リズムを整えたり、いろいろな人たちと交流したり、体力作りをしたい方のためのコースです。買い物や料理、掃除など、日常生活を自分らしく楽しく送ることができるようになるためにのテクニックを学び、病気や服薬を自己管理できることを目指します。
社会参加・リカバリーコース 社会参加が目的。将来、就労等を目指す方のためのコースです。作業所での就労や、障がい者雇用、アルバイト、一般就労、社会参加などを目指します。
復職支援コース リワークプログラムを実施します。うつ病などで休職・求職されている方の職場復帰を支援します。

リワークプログラム

利用者様が主体となってつくりあげる、豊富なプログラム

プログラムは、文科系、健康系、知識・技術習得系の3つのクラスに分かれており、そのときどきのご希望・ご要望を取り入れながら、多彩なプログラムを展開しています。
講師の方をお招きすることもあります。太極拳、フラワーアレンジメント、編み物教室では、地域にお住まいの方をボランティア講師としてお招きしているほか、音楽療法では、音楽の専門学校の先生や学生さんたちにご協力いただいています。

文科系のプログラムでは、感受性や集中力を養ったり、ストレスを発散させたり、自律神経を整えたりする狙いがあります。
健康系では、体を動かして体力をつけたり、ストレスを発散するだけでなく、自分自身の身体を理解し、自分の身体とうまく付き合っていく方法を学び、健康管理ができるようになることを目指します。
知識・技術習得系では、生活するうえで必要なさまざまな知識や技術を学んで、ステップアップをはかります。このほかに、季節ごとのお楽しみイベントもあります。

大切なのは、どのプログラムも「利用者様が主体となって、利用者様と一緒につくっていく」ということです。私たちが用意したプログラムをただ受講していただく、ということではありません。たとえばスマホ講座は、「スマホの使い方がわからない」という利用者様の声から生まれました。スマホのどんな使い方が知りたいのかアンケートをとったりして、みなさまの希望を取り入れながらプログラムが進行していきます。

クラス プログラム内容
文科系 文化芸術はコミュニケーションツールとなり、交流が生まれやすくなります。緊張感の強い方や、自閉的な方を対象として、安心して過ごせる場を提供するとともに、生活技能を習得できます。
例)クラフト、フラワーアレンジメント、編み物、カラオケ、音楽鑑賞、音楽療法、ゲーム
運動・健康系 身体運動で発散したり、身体機能を向上させたりします。参加者との仲間意識や一体感を得ることができます。
例)健康相談、健康講座、卓球、太極拳、ストレッチ、リラグゼーション、散歩
知識・技術習得系 生活場面で実践できるスキルを得られます。
例)生活サポート、社会制度相談、認知アサーショントレーニング、SST(社会生活技能訓練)、パソコン教室、スマホ講座、調理実習、カフェ

精神科デイケア

担当制を中心とした、多職種スタッフの手厚い支援

森林公園メンタルクリニックでは、法令で定められた基準を大幅に上回る人数の専門職種をそろえています。医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理師が、それぞれの仕事にプライドをもち、協力し合って精神科デイケアを運営しています。

スタッフは担当制です。利用者様とお互いに理解し合いながら、お一人おひとりに合ったプランを一緒に考えていきます。新規利用者様には、開始から2か月間、担当スタッフとデイケアの利用について振り返りながら導入期を過ごしていただきます。定期的に個別面談をし、その方の強みに焦点を当てた「ストレングスモデル」を実践。生活パターン、受診や服薬状況、睡眠、不安や心配なこと、ストレス、趣味や娯楽など、ご自身を理解していただきながら、ご自身の強みを上手に活用して、自分らしい生活がどのようなものなのかを一緒に考えていきます。

当クリニックでは、多職種のスタッフが有機的に機能し、利用者様の情報を収集し、担当スタッフを中心にそれがまとめられ、みんなで利用者様を支えるシステムが存在しています。これは「精神科の総合病院」たる当クリニックならでは。他ではみられないシステムで、私たちが誇る心臓部でもあります。
デイケアを運営することはもちろん大切ですが、デイケア以外の生活も把握し、サポートしたい気持ちの強いことが、私たちの特徴です。医療と福祉の中間という立場で、治療者として、ときには兄弟姉妹のような、ときにはクラスメイトのような関係性を大切にします。

幅広いニーズにこたえる、スピーディーなサポート

精神科デイケアは、たとえば統合失調症慢性期の方にとっては、住み慣れた地域で安定した生活の実現に向けてサポートする役割があり、若年者や急性期後期、発達障害をおもちの方にとっては、ステップアップを目指す場でもあります。当クリニックの精神科デイケアでは、統合失調症慢性期の方から、短期間で次の活動場所へ移行する方まで幅広く、個々のニーズに応じてサポートいたします。

短期間利用を目的とする方や、精神状態が安定しており、意欲や体力的に問題なく、医師から許可があった方は、スピーディーに次のステップへとつなげていきます。ご本人の意欲のタイミングはとても大切だと考えているからです。就労を希望される方には、就労継続支援B型事業所や相談先をご紹介します。もしも就職後、つまずいたり疲れてしまったときには、またエネルギーが溜まるまでサポートをしていきます。
慢性期の方には、自宅以外で安心して生活できる場所としての役割を担いながら、病気のことだけでなく生活全般のサポートもいたします。そのために各専門職が情報共有し、ご本人の状態はもちろんのこと、ご家族の状況など総合的に把握しながらお支えします。

地域一丸となった法人サポート体制

精神科デイケアの場だけではなく、生活主体である"地域"を視野に入れサポートします。その際、医療法人昭友会の特徴である、介護と福祉の地域ネットワークが、大きなメリットとなります。
私たちの法人には、医療機関、就労継続支援B型事業所、相談支援事業所、グループホームがあり、地域生活を応援する体制が総括的に整備されています。デイケアという"点"の治療だけでなく、精神科領域の総合機関として、地域生活者という"面"の視点からのサポート体制をとっています。

たとえば、精神状態が不安定になって外出できなくなったら、精神科デイケアはお休みしますが、訪問看護と情報共有をしながら必要な援助をしていくことができます。また、作業所へ通うことが難しくなったけれど、日中の活動はできる、という場合には、ご本人の意向をふまえたうえで、精神科デイケアと作業所で情報共有し、それぞれの日程を調整するといった支援をしています。

法人内における連携体制

埼玉森林病院 病状が悪化したり、休息が必要になったときには、埼玉森林病院へご入院いただけます。医師、看護師、薬剤師、作業療法士、精神保健福祉士など、さまざまな職種がそれぞれの専門性を活かし、チームで患者様の"回復"を目指します。
訪問看護ステーション 森林 患者様が安心して自分らしい療養生活を送るお手伝いをするために、看護師が定期的にご自宅へ伺います。患者様のお困りごとに一緒に取り組んでいきます。
特定相談支援事業所 なめがわ 障害福祉サービスを利用するための申請を行う際、日常生活におけるプランをご本人とともに作成し、プラン通りに実施できているか定期的にモニタリングを行いながら、より住みやすい環境づくりを目指します。
一般相談支援事業所 なめがわ 入院されている方が、退院後の地域生活を始めるにあたり、不安やストレスを感じることなく安心して退院できるためのサポートをします。住居の確保や就労、教育といった、地域での生活・活動に必要な支援について、関係諸機関と密接に連携し、調整をはかります。
就労継続支援B型事業所(作業所)ハーモニー 一般企業で働くことが困難な方に、就労・生産活動の機会の提供、能力向上のための訓練などの支援を行っています。生活リズムを整え、生活の場を広げることができます。
就労継続支援B型事業所(作業所)シンフォニー 一般企業で働くことが困難な方に、一般就労を目標として、主に就労機会の提供、知識や能力向上のための訓練、就労後の定着支援を行っています。
共同生活援助事業所 森の家 必要なケアを受けながら共同生活をするグループホームです。自立した社会生活を営むことを目的として、充実した暮らしを受けられる「もう一つの我が家」を目指しています。

やさしい「メンバーさん」

私たちのデイケアでは、利用者様を「メンバーさん」とお呼びしています。メンバーさんは、デイケアを利用される立場でもあると同時に、このデイケアに不可欠な役割を担ってくださっています。

みなさまがお一人おひとりの体験を自分のものとして共有しあうことで、スタッフの説明のみでは実感できないことなどをメンバーさん同士でサポートし合うことが、いつの間にか当たり前のように行われるようになりました。温かい雰囲気のあるデイケアです。
新しい方も快く受け入れてくださいます。最初は「デイケアのような大勢な場所はちょっと…」と話されていた方が、何回か参加されて「みんながいろいろ教えてくれるので助かる」とおっしゃり、表情も明るくなって安心された様子を見ると、私たちスタッフまで明るく温かい気持ちになります。

ご家族への支援

ご家族はいちばん身近なサポーターですので、ご家族の状況を理解することは、利用者様のニーズを把握するうえでも欠かせません。ご希望に応じて、担当スタッフがご家族とも面談をいたします。ご自宅でご家族が困っていらっしゃることの相談を電話でお受けすることもありますし、ご家庭での生活や服薬状況を確認するために、担当スタッフがご家族にお電話することもあります。必要な社会資源をご紹介したり、手続きや書類の書き方についてアドバイスしたり、相談窓口をご案内したりもしています。

好立地で通いやすい

森林公園メンタルクリニックは、東武東上線「森林公園駅」から徒歩7分です。鶴ヶ島市以北の東武東上線沿線で、駅から徒歩7分で通える精神科デイケアは、他にはありません。また、埼玉森林病院の無料送迎バス(月・水・土のみ運行)もご利用いただけます。

精神科デイケアのスタッフ

精神科デイケアの利用方法

対象者

精神科に外来通院中で、医師の指示があり、ルールを守って集団生活を送ることができる方にご参加いただけます。

なお、プログラムと疾患の性質上、認知症の方にはご参加いただけません。認知症の方には、私たちの法人が運営する埼玉森林病院の重度認知症デイケア 和 ~なごみ~、介護老人保健施設 いづみケアセンターの通所リハビリテーションなどをご案内しております。

利用人数

1日最大50名です。

利用料金

各種健康保険や自立支援医療費制度をご利用いただけます。自立支援医療費制度を利用する場合は1割負担、利用しない場合は3割負担です。

自立支援医療費制度申請後(1割負担)の利用料金

利用期間 1日の料金
1年未満 820円
1年以上 770円

昼食

昼食代は、基本的にはいただいていません。
ただし、精神科デイケアの通所日数制限を超えて利用される場合や、体験利用の場合には、1食440円(税込)をいただきます。お支払いは、現金またはクレジットカードでお願いします。

アレルギーなど特別なご事情がある場合を除き、衛生管理上の理由から、食べ物のご持参はお断りしています。飲み物はご持参いただけます。多くの方がペットボトル飲料や水筒をご持参されており、クリニック内には自動販売機を設置しています。

設備

個別面談室、畳コーナー、クッキング設備、自動販売機、パソコン(インターネット接続可)、卓球台、カラオケ、麻雀、新聞など

精神科デイケアご利用までの流れ

当クリニックへ外来通院中の方は、まず主治医へご相談ください。ご希望に応じて見学や体験をしていただいた後、申込書に記入してからご利用開始となります。

他院へ通院中の方は、当院のデイケア担当医と面談をしていただきます。お電話でご予約のうえ、診療情報提供書をご持参ください。デイケア担当医との面談、見学、体験の後、申込書に記入していただきます。初回の参加前に、再度、デイケア担当医が診察をいたします。

見学だけのご相談もお受けしています。お気軽にお電話でご予約ください。

電話 0493-56-4775(月曜~土曜 8:30-16:30)
E-mail 専用メールフォーム

精神科デイケアの様子

精神科デイケアを開始したら

まずは、決めた日のデイケアに参加することが、生活リズムを整える第一歩になります。デイケアに慣れるまで、少し時間がかかる方もいらっしゃるでしょう。ゆっくりと慣れていただけるよう、スタッフが全力で支えていきますので、ご安心ください。自立した生活を目指して、一緒にデイケアを楽しみながら、ときには休憩しながら過ごしていただき、無理なく継続していただけるように支援します。

精神科デイケアの利用日数は、初回参加日から1年以内は週6日まで、1年経過後は週5日までです。
期限はもうけていません。新規のご利用で就労や作業所へのステップアップを目的とされている場合には、おおむね、6か月~1年半程度の利用期間となることが多いと思います。

事前の見学やご家族面談の場合を除き、ご利用にあたってのご家族の付き添いはご遠慮いただいております。

ご利用期間の目安

開始~2か月 定期的に通うことで、生活リズムを整えます。最初の1週間ほどは、個別面談や体験参加をしながら、お一人おひとりに合ったプランや目標設定を一緒にゆっくりと考えていきます。ほかのメンバーさんと交流したりしながら、少しずつ慣れていきましょう。
3~5か月 知識・技術習得プログラムで、自分の病気や障害について理解を深め、様々な福祉サービスを上手に活用できるように支援いたします。個別面談で、これまでの振り返りをします。
6か月~1年半 6か月~1年半 作業能力、集中力、物事の段取りや見通しのつけ方、人との関わり方や他者との協調性、などを身につけ、就労や新たな活動に向けての準備を行います。 個別面談で、これまでの振り返りを行い、次のステップへ向けて一緒に考えていきます。

1日のスケジュール

デイケアに到着したら、まずはウォーミングアップ。メンバーさん同士で交流していただいたり、それぞれがご自身の準備をしていただくため、30分ほどの時間を設けています。朝のミーティングでは、メンバーさんがその日のプログラムの説明をしたり、スタッフが連絡事項をお伝えしたりします。それから、ラジオ体操で心身をときほぐしていきます。
10時から午前のプログラムを開始し、昼食を挟んで、13時から午後のプログラムが始まります。最後にメンバーさんの進行のもと、帰りのミーティングを行い、その日の振り返りをしたり、連絡事項をお伝えしたりして、デイケア終了です。

1日のスケジュール

9:00 ウォーミングアップ
9:30 朝のミーティング
10:00 午前のプログラム
12:00 昼食
13:00 午後のプログラム
14:45 帰りのミーティング
15:00 デイケア終了

1週間のスケジュール例

月曜日 午前:パソコン教室、卓球
午後:音楽鑑賞、認知・アサーショントレーニング
火曜日 午前:クッキング、クラフト
午後:ストレッチ、カラオケ
水曜日 午前:社会制度相談、太極拳
午後:コミュニケーションサークル、カフェ準備
木曜日 午前:カフェ
午後:カフェミーティング、編み物講座
金曜日 午前:クラフト、ストレッチ
午後:パソコン教室、フラワーアレンジメント
土曜日 午前:健康相談、パソコン教室
午後:クラフト、音楽鑑賞

※内容は、毎週、異なります。

プログラム詳細

精神科デイケアで実際にどんなことを行っているのか、一例をご紹介します。内容は、みなさまのご希望などにあわせて、随時、変わっていきます。

クラフト 塗り絵、ペン習字、折り紙など、ご希望の創作を選べるようになっています。できあがった作品を施設に飾ることもあります。
音楽療法 音楽を聴いたり歌ったりすることで、脳を活性化させ、不安や緊張を軽減させたり、心身に安定をもたらすことができます。音楽の専門学校の先生や学生さんたちにご協力をいただいています。
散歩 2kmから6kmまで、複数のお散歩コースがあります。自分のペースで歩きながら景色を眺め、会話をすることで、気分転換、健康管理、筋力維持などを目指します。自分でどのくらい距離を歩いているのか、東海道五十三次シートと中山道六十九次シートを用いて記録し、楽しみながら歩けるような工夫もしています。
健康講座 糖尿病などの生活習慣病を予防するための知識やスキルを身につけます。カロリーの高い食品にはどんなものがあるのか、普段飲んでいるジュースには砂糖がどのくらい含まれているのかなど、身近で具体的な話題から、生活習慣を見直すきっかけをつくっていきます。
リラグゼーション ハンドマッサージ、ヘッドマッサージ、脱力ストレッチを行い、今の自分の心と身体のバランスや状態を確認します。心地よい感覚を得られるように、心と身体をリラックスさせる方法を学びます。終了後には、ハーブティーを飲みながら、ハーブティーの効用を学んだり、ストレスチェックシートで自身の変化を確認したりします。
カフェ 大人気のプログラム。コーヒーやカフェラテ、ヨーグルトドリンクなどの飲み物とお菓子を出すカフェを運営し、就労に必要なスキルを身につけます。接客やメニュー決めなど、メンバーさんが主体となって運営し、お客として楽しむこともできます。
認知・アサーション 自己主張を苦手とする人へのカウンセリング手法で、お互いが不快にならないような自己主張の方法をトレーニングします。自分の考え方の特徴や、自己表現方法を振り返りながら、自分自身への理解を深め、コミュニケーションスキルを向上させます。さまざまな課題を上手に解決するコツを学ぶことができます。
生活サポート 余暇の過ごし方や、症状が悪化したときの対処方法、社会資源の活用方法など、生活場面での疑問や悩みごとをテーマとして取り上げ、グループワークでの話し合いや情報交換により解決していきます。自分らしい生活を目指して、知識や技術を身につけます。

精神科デイケアのスタッフ

スタッフ紹介

すべてのデイケアスタッフが、プログラムの立案や運営に関わっています。精神科デイケアへ通うことで、入院せずに地域生活を維持できていたり、自立を諦めていた方が自信をもって生活していらっしゃったり、そんなみなさまの変化を見ることが、私たちのやりがいです。お一人おひとりが目標をもってスモールステップを重ねていき、グループ活動を通して、集団と個々のもっている力を引き出すことができたときには、私たちも大きな喜びを分かち合っています。

職種 主な役割
医師 デイケアでのご様子をスタッフとともに情報共有し、支援内容や支援方法について、医師の視点から提案やアドバイスを行っています。
看護師 メンバーさんが健康を維持できるように支援しています。心身状態、通院や服薬状況を把握し、異変の早期発見に努め、変化に対してスムーズに対応します。服薬指導や健康管理指導も行います。
作業療法士 応用的動作能力(日常生活に関連した動作のこと。排泄、整容、飲食、家事、楽しみなど)や、社会的適応能力(できるだけストレスなく自分らしく暮らしていく能力、働くための能力)の回復を支援しています。デイケアプログラムの考案や評価を行ったり、メンバーさんそれぞれに合った作業内容をご提供したりします。
精神保健福祉士 社会福祉制度や社会福祉サービスについて情報をご提供しています。メンバーさんの生活状況を把握し、社会福祉の視点から一緒に解決策を考えています。
公認心理師 コミュニケーションサークル、SST、認知・アサーショントレーニングプログラムを担当しています。コミュニケーションのノウハウ、困ったときの対処方法、人間関係の難しさや楽しさを一緒に考えています。

新型コロナウイルスの感染対策

  • 来所時に体温測定、手洗いや手指消毒、マスク着用での参加をお願いしております。
  • 正午に2回目の体温測定を実施します。
  • 換気のため、窓を常に開けております。
  • テーブル、椅子、手すり、ドアノブなどを毎日アルコール消毒しています。
  • 毎月のイベント、カラオケ、茶道、誕生会プログラムは見合わせております。

記事更新:2021.04.09

医療法人 昭友会 医療・介護・福祉の情報サイト
初回掲載:2021.04.09|作成:医療法人 昭友会|監修:森林公園メンタルクリニック

森林公園メンタルクリニックの内観

森林公園メンタルクリニックのご案内

森林公園メンタルクリニックは、精神科医療専門のクリニックとして、1995年4月に開院しました。統合失調症、うつ病、不安障害、アルコール依存症、認知症など幅広く診療しており、2014年には大人のADHD専門外来を開設しました。公認心理師が常駐しておりますので、心理検査、カウンセリングも受けていただくことができます。
当クリニックの診療は、待ち時間を短縮するため予約制です。毎日2名以上の医師が診療にあたり、新規のご予約でも1ヶ月前後で受診につなげています。同じ法人内には、入院施設として「埼玉森林病院」、精神科訪問看護をご提供する「訪問看護ステーション 森林」もあり、精神科領域の複合的な症状、または他の身体的な症状との合併症状においても、スムーズな対応が可能です。地域に根差した医療を目指し、患者様の人権を尊重した、温かみのある質の高い医療をご提供します。

精神疾患は、生物学的、心理的、社会文化的な要素が複雑に絡み合って発症し、治療においても病状だけではなく、ご本人の考えや行動の特性、これまでの生活のご様子や、ご家族や周囲の人との関係性など、多種多様な要素を総合的に考えていく必要があります。
治療には時間がかかります。特効薬や根治療法もないため、なかなか進展がなく、不安になる方も多くいらっしゃるでしょう。実際に、ガイドライン通りの薬物療法がうまくいかないことも多々あります。正しい診断ができたとしても、診断のみでは、患者様にとって生活や人生をよりよい方向に導くことには直結しません。お一人おひとりに合った治療や生活指導を考えて、粘り強く寄り添っていく必要があると、強く考えています。

森林公園メンタルクリニックで長くお付き合いしている患者様と話していると、治療には、医師と患者様との関係性が大きく影響していることを実感します。あらゆる世代、どのような問題、どのような疾患を抱えていても、患者様の自尊心を高めることが、回復に最も重要なレジリエンス(困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力)を強化するように思います。そして疾患を治すこと、疾患を受け入れ共存できることのバランスを考えて治療をリードすることが、大切であると感じています。

今より少しでも楽になりたい、元気になりたい、以前できたことをもう一度できるようになりたい、ポジィテイブになりたい、自分を好きになりたいなど、相談に来られる方のニーズは様々です。どんな人もふと心が軽くなり、自由になれる場所であり、そこで自分と向き合い、自分らしい生き方を見出すお手伝いをさせていただきたい。その方が胸を張って「今の自分でこれからも生きていく」と言えるようになるために、みなさまと一緒にこれからも向き合っていきたいと思います。

名称 森林公園メンタルクリニック 精神科デイケア
住所 埼玉県比企郡滑川町羽尾495番地
森林公園メンタルクリニック2階 デイケアルーム
電話 0493-56-4775
E-mail 専用メールフォーム
ホームページ https://www.kokoro.or.jp/shinrin/
営業日 月曜日~土曜日
休業日 日曜、祝日、年末年始(12/29~1/3)
利用時間 9:00~15:00
駐車場 あり(無料)
交通アクセス 最寄駅は、東武東上線「森林公園」駅です。森林公園駅北口より、徒歩約7分です。埼玉森林病院の無料送迎バス(月・水・土のみ運行)もご利用いただけます。
詳しくは、当クリニックホームページでご確認ください。

医療法人昭友会|森林病院

医療法人昭友会について

1977年6月に埼玉森林病院を開院し、1980年2月に医療法人を創立して以来40年以上にわたり、私たちは「心」を理念として、埼玉県北部地域の精神科医療・高齢者医療に尽力して参りました。川越比企医療圏北部において、地域に開かれた精神科医療を目指しています。
現代日本社会は「ストレス社会」とも言われ、うつ病の患者数は100万人を優に超えており、うつ病対策は重要な社会的課題の一つです。基幹施設である「埼玉森林病院」は、精神科疾患の入院治療やリハビリテーションをメインとしており、ストレスケアや企業メンタルヘルスなど、うつ病の治療や予防にも力を入れています。「森林公園メンタルクリニック」では、精神科の通院治療だけでなく、心理カウンセリングや精神科デイケアによるリハビリテーションプログラムをご提供し、近年その効果が注目されているリワークプログラムも実践しています。そのほかにも、「訪問看護ステーション 森林」の精神科訪問看護や、障がいを抱えた方の就労を支援する「作業所 ハーモニー」「作業所 シンフォニー」などの運営を通して、皆さまが住み慣れた地域で安心して生活できるようサポートしております。
法人内の各事業所や専門職が、それぞれの領域で専門性を発揮しつつ、お互いが連携し、より充実した良質な医療・ケアを実施してまいります。精神科分野における医療・看護・介護・福祉のトータルケアをご提供し、精神疾患を抱えた方々やご家族を全力で支援いたします。

名称 医療法人 昭友会
住所 埼玉県比企郡滑川町和泉704番地
電話 0493-56-3191
FAX 0493-56-4831
E-mail 専用メールフォーム
関連施設 埼玉森林病院
森林公園メンタルクリニック
介護老人保健施設 いづみケアセンター
定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所 森林
共同生活援助事業所(グループホーム)森の家
就労継続支援B型事業所(作業所)ハーモニー
就労継続支援B型事業所(作業所)第二シンフォニー
なめがわ地域 福祉支援センター

・訪問看護ステーション 森林
・指定居宅介護支援事業所 いづみ
・特定相談支援事業所 なめがわ
・一般相談支援事業所 なめがわ
・就労継続支援B型事業所(作業所)シンフォニー
・就労定着支援事業所 シンフォニー
・リハビリデイサービス なめがわ

医療法人 昭友会

医療法人 昭友会
〒355-0807 埼玉県比企郡滑川町和泉704番地
0493-56-3191 0493-56-4831
専用メールフォーム


電車をご利用の場合
電車の最寄駅は、東武東上線「森林公園」駅です。
森林公園駅北口より、車で約10分(距離約7km)です。
駅から当施設までは無料送迎バスかタクシーをご利用ください。


森林公園駅北口からバスでご来院の場合
病院無料送迎バス(運行日:月・水・土)
森林公園駅北口でご乗車、埼玉森林病院で下車(約20分)


病院無料送迎バス運行表のご案内